若手医師からのメッセージ脳卒中センター 川崎市の東横病院の脳卒中科(脳神経内科) 脳神経外科

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若手医師からのメッセージ

若手ドクターから一言

吉江 智秀医師

吉江 智秀医師

私は平成17年に京都府立医科大学を卒業し、京都、滋賀で2年間研修した後に卒後3年目に聖マリアンナ医科大学神経内科に入局しました。東横病院には卒後4年目より勤務しており、脳卒中に関する様々なことを学んできました。 脳卒中の診療を行うためには、急性期の初期対応から二次予防まで、身につけなければいけない知識や技術が数多くあります。いくら急性期の脳血管内治療ができても、その後の管理が不十分であれば患者さんは元気になりません。東横病院は脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血など「全ての脳血管障害」の、「急性期から慢性期まで」を診ることができる医師を育成することを目指しています。このため、私は急性期の血管内治療、急性期脳梗塞へのt-PA静注療法や抗血栓療法、クモ膜下出血後のspasm管理、病型確定のための超音波検査(頚動脈超音波、経食道超音波、経頭蓋超音波等)、嚥下評価のための嚥下造影や嚥下内視鏡、外来での糖尿病や高血圧などのリスク管理など、開頭術以外の治療は概ね自分で行っています。今後「脳卒中患者を最初から最後まで自分で診て、患者さんを元気させたい!」と考える若手の医師が当院で働き、将来の脳卒中医療を担う医師が増えることを心より期待しています。

★吉江医師は、2017年5月より米国UCLA Stroke Centerへ留学し、2019年4月より当院へ復帰しました。

徳浦 大樹医師

徳浦先生

平成26年4月より当院脳卒中科で脳血管内治療の勉強をさせていただいている徳浦と申します。 当院は病院全体としては124床、5つのセンター(脳卒中センター、心臓病センター、消化器センター、生活習慣病センター、健康診断・女性健診センター)からなる中規模の病院で、脳卒中センターはSCU6床、ICU6床、一般病棟40床で構成されています。
脳卒中センターのスタッフはセンター長の植田敏浩先生のもと、神経内科医8名、脳外科医2名で診療を行っており、4名の脳血管内治療専門医を有する全国でもトップクラスの施設ですが、内科で脳血管内治療専門医を持っているスタッフが多いのが特徴であり、内科出身で脳血管内治療の勉強をしたいという若い先生が全国から集まる病院です。全国的に見ても同様の施設は少なく、私も地元の九州・鹿児島から脳血管内治療専門医の資格取得を目指しこちらに参りました。
私が脳血管血管内治療を始めたいと思ったきっかけは、急性期脳梗塞で現在一般的な治療となっているt-PA静注療法のみでなかなか再開通せず症状が増悪する、中には亡くなってしまうような症例に遭遇した際に何か他にできることはないかと思ったことがきっかけですが、脳血管内治療で実際に良くなる症例を目の当たりにすると、脳卒中の治療もこれから大きく変わってくるのではないかと個人的には非常に期待しているところです。現在、これまでの血栓回収デバイスに加え2014年7月に新たなステント型の血栓回収デバイス(SolitaireとTrevo)が認可され、当院でもすでに多くの症例に施行しておりますが、再開通率も高く、有効性、安全性も高い印象を受けております。国外のRCTでも脳血管内治療の有効性を示すデータが出ており、今後の脳卒中診療において脳血管内治療は必要不可欠な治療となってくると思われます。
急性期の血行再建以外にも、頚動脈ステント留置術、脳動脈瘤コイル塞栓術、硬膜動静脈瘻塞栓術なども内科で行い、診断カテーテルの件数もかなり多く、主治医として治療から術前・術後の管理までするため、脳血管内治療に必要な色々な知識を学ぶことができると思います。特に血管造影を正しく読むということは治療にも非常に重要なことで、朝のカンファレンスでは細かい血管解剖に関しての知識を問われる場面も多いため、自分の知識を改めて再確認することができると思います。 実際、脳血管内治療をすることで今まで内科医として脳卒中を診ていたときよりも大変なことは多いですが、素晴らしい環境とスタッフのもと有意義な時間を過ごせていると感じております。
脳血管内治療に興味のある先生方は是非一度見学にお越し下さい。お待ちしております。

(2017年4月より鹿児島大学神経内科へ帰任)

辰野 健太郎医師

辰野先生

私は平成23年に奈良県立医科大学を卒業し、大阪の市中病院で初期研修2年、神経内科として3年研修した後に、平成28年から聖マリアンナ医科大学東横病院に研修に来ました。
2015年国際脳卒中学会で「ナッシュビル・ホープ」と称される、脳梗塞急性期血管内治療の有効性が示されました。それを契機に血管内治療は脳梗塞治療の主要な治療選択肢となりました。しかし日々の診療の中でrt-PA静注療法を行うことはありましたが、血管内治療となると脳神経外科に依頼しないといけない状況で、自分で治療を完結できないことに悔しさを感じていました。そこで血管内治療の習得のため当院に研修に来ました。
当院を選んだ理由は、センター長の植田敏浩先生のもと、脳神経内科医8名、脳神経外科医3名で診療を行っており、内科が中心となって血管内治療に取り組んでいるところです。そのため血管内治療の勉強をしたいという若手脳神経内科医が集まっています。また脳血管内治療専門医を取得することが一つの大きな目標であり、そのためには急性期血行再建術だけではなく、頚動脈ステント留置術、脳動脈瘤コイル塞栓術、動静脈瘻塞栓術なども経験する必要があります。当院では脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、硬膜動静脈瘻、動静脈奇形など幅広く症例が集まるため、単一施設で専門医取得が可能です。他にも頚動脈超音波、経頭蓋内超音波、経食道心臓超音波、嚥下造影検査、嚥下内視鏡検査など脳卒中診療に必要な検査はほぼ自分で行なっています。
急性期から慢性期まで自分で脳卒中診療ができる医師が求められる時代になっています。みなさん当院で共に脳卒中を学び、今後の脳卒中診療を担いましょう。少しでも興味のある方は是非見学にお越しください。

濱田 祐樹医師

濱田 祐樹医師

鹿児島県出身の濵田といいます。東横病院に来る前に血栓回収療法という治療を経験し、劇的に症状が改善した症例を経験したことがきっかけで脳血管内治療に興味を持ちました。
そして、脳血管内治療医になるためには100例以上の治療と300例以上の診断カテの経験が必要であり、かつ知識と経験豊かな先生方がいることも必須であり、それを満たす病院が東横病院であることを知って国内留学に来させて頂きました。
実際に職場で働いてみますと、予想以上の先生方の良き人柄や、患者を治したいという熱い精神に触れ、より益々脳血管内治療医の資格を取得したいという気持ちが強くなりました。
おそらく、東横病院で仕事ができるメリットは、内科医主体で治療に参加できること、クモ膜下出血や硬膜動静脈瘻を治療から術後管理まで経験させてもらえること、事前に治療計画を立て修正点をカンファで指摘してもらえて自己研鑽に繋がること、術後管理が徹底していること、などだと思います。これ以上にも挙げると切りがありませんが、確実に自身のキャリアに繋がる経験ができる病院だと私は思っています。
全国で血管内治療医を目指す先生方がおりましたら、東横病院をお勧めします。見学も大歓迎ですので、気軽にお尋ねください。

★濱田医師は、2020年3月に日本脳神経血管内治療学会専門医試験に見事合格しました。また脳血栓回収療法に関する原著論文を日本脳卒中学会誌に採択されました。そして、2020年4月から鹿児島医療センター脳神経内科に帰任されました。

大坪 治喜医師

大坪 治喜医師

私は平成27年に愛媛大学を卒業し、愛媛県で初期研修2年、脳神経内科として1年半研修した後に、平成30年より当院に勤務しております。
2005年に急性期脳梗塞に対してtPA静注療法が日本で認可されるようになり、さらに2010年には血栓除去デバイスを用いたカテーテルによる脳血管内治療(血栓回収療法)が認可されるようになりました。これらの治療の発展により脳梗塞の予後は依然と比べて良くなり、完全半身麻痺で運ばれた患者さんが1週間後には歩いて自宅へ帰ることもまれではなくなりました。血栓除去デバイスは発展はめまぐるしく、現在国内外の学会では、血栓回収療法により再開通を得るのは当たり前で、その治療をいかに早く安全に行えるかという点での議論が中心になされております。しかしこれらの治療にも制限があり、特に血栓回収療法は日本脳神経血管内治療専門医を有する病院でしか受けられません。脳卒中に携わる医師の数はまだまだ少なく、さらに血管内治療専門医を有する病院は限られているため、良い治療があるにも関わらず、その治療を受けることができていない患者さんが多くいます。地方都市ではそのような現状がさらに顕著であり、正しい治療を受けられれば、後遺症が残らなかったり、寝たきりにならなかったり、ご飯を経口で摂取できたりする可能性がある患者さんが数多くいることに悔しさを感じ、血管内治療の習得のために当院に参りました。
当院は、脳神経内科医が中心となって血管内治療を行っており、内科医で血管内治療を勉強したいという医師が全国から集まっています。治療件数はとても多く、非常に多くの経験を積むことができます。また、血栓回収療法だけでなく、頸動脈ステント留置術、脳動脈瘤コイル塞栓術、硬膜動静脈瘻塞栓術などのカテーテル手術や、開頭手術を要さない脳出血やくも膜下出血の治療も内科医が行っております。さらに、脳梗塞の診断に必須の超音波検査(頸動脈、経頭蓋内、経食道心臓)や、塞栓源不明脳梗塞に対する植込み型心臓モニタの植込みも自分たちで行っております。診断から治療、慢性期の管理に至るまで、脳血管障害に必要な知識を学ぶことができます。MRIや脳血管造影検査などの所見は毎朝のカンファレンスでスタッフ全員でフィードバックを行っています。学会への参加や論文投稿などもスタッフ全員が積極的に行っており、臨床だけでなく研究にも意欲的です。医師だけでなく看護師や検査技師などのスタッフも非常に意欲的、協力的で非常に素晴らしい環境が整っております。脳血管障害診療に興味のある先生方はぜひ一度見学にお越し下さい。

聖マリアンナ医科大学 東横病院 脳卒中センター

聖マリアンナ医科大学 東横病院 脳卒中センター

標榜科目 脳卒中科、脳神経外科

センター長
脳卒中科教授 植田 敏浩
住所
神奈川県川崎市中原区小杉町3-435
電話
044-722-2121