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センター長挨拶
当院は平成20年に脳卒中センター、心臓病センター、消化器病センターの3部門に特化した専門病院としてリニューアルオープンしました。そして地域の方々、さらに地域の診療所や病院の先生方に支えられて、本年(平成27年)6月に7年が経過しました。
脳卒中は、本邦においては死亡原因第4位、臓器別の死因第1位、寝たきりの原因第1位、さらに国民医療費の約10%を占める
重大な疾患です。そこで東横病院脳卒中センターは、脳卒中によって死亡したり、重大な後遺症を来す患者さんを少しでも減らすために、脳卒中の緊急治療および高度先進医療に取り組むために設立されました。当センターにおける救急医療は24時間365日態勢で、救急当番医が専用のホットラインを常時携帯し、救急隊や近隣の先生方からの患者さんを、断ることなく全てできる限り早く受け入れています。 当センターの大きな特徴は、脳卒中診療を担当する診療科名を、”脳卒中科”と標榜していることです。脳卒中科では全身疾患である脳卒中診療に特化して、救急医療や予防的医療から脳血管内治療までを幅広く担当します。頭を切らない脳血管の手術である”脳血管内治療”の指導医・専門医を複数有し、最先端の脳血管内治療を提供します。
そして当センターでは、脳卒中医・脳神経外科医・脳血管内治療医が垣根なく一つのチームを作っています。この医師のチームを支えるのが、脳卒中センター、Stroke Care Unit(SCU)、Intensive Care Unit (ICU)の看護師と、放射線技師、リハビリ療法士、医療ソーシャルワーカーなどの専門職です。これら多職種の専門家によるチーム医療が脳卒中センターの要です。全てのスタッフが同じ目標を持って、患者さんのことを第一に考えて診療に取り組んでいます。信頼できる多くのスタッフに集まって頂いていることも当センターにとって大きな財産であり、私自身いつも感謝しております。
さらに、新たな治療法の開発や臨床試験にも積極的に参加しています。また、脳卒中の専門医療(内科的治療・脳外科治療・脳血管内治療)を学ぶことを希望する若手医師の研修も積極的に受け入れています。
このように先進的な取り組みをしつつ、地域の方々に信頼される医療機関として認めて頂けるように今後も努力を怠らない所存ですので、よろしくお願い申し上げます。